18.目的語

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21-1.直接目的語代名詞
イタリア語では欲説目的語および間接目的語の名詞は英語と同じように動詞の後
に置きますが、代名詞は動詞の前に置くのがポイントです。
動詞の主語として用いられる主語代名詞に対し、動詞の様々な目的語として用いられる
代名詞を直接目的語代名詞および間接目的語代名詞と呼びます。
直接目的語代名詞を以下に示します。
単数 複数
1人称 mi 私を ci 私たちを
2人称 ti 君を vi 君たちを、あなた方を
3人称 男性 lo 彼を、それを li 彼らを、それらを
女性 la 彼女を、それを le 彼女らを、それらを
敬称 la(La) あなたを li(Li) あなた方(男)を
le(Le) あなた方(女)を
Conosci Paolo? 君はパオロを知っている?
Si, lo conosco bene. ええ、(彼を)よく知っているわ。
Comprate questa borsa? あなた方はこのバッグを買いますか?
o, non la compriamo. いいえ、(それを)買いません。
Rosanna, mangi gli spaghetti? ロザンナ、スパゲッティを食べるかい?
No, non li mangio. Non ho fame. いいえ、食べないわ。お腹空いてないの。
Signore, prende le cartoline? あなたはそれらの絵はがきをお求めですか?
Si, le prendo. はい、もらいます。
直接目的語代名詞は、普通動詞の直前に置かれます。
これらの代名詞は単独で用いられることはなく、常に動詞とともに使われアクセント
を伴わずに発音されます。
Io cerco Gianni. Io lo cerco. 私はジャンニを探す。 私は彼を探す。
Conosce la ignora Ada?  No, non la conosco.
→ アーダ夫人をご存知ですか? いいえ、存じません。
mi・ti・lo・la・viの語尾母音は、母音で始まる動詞の前で省略されることがあります。
また、ciの語尾母音iは、e、iで始まる動詞の前では省略されることがあります。
Ti m’aiuti( mi aiuti)? 君は私を助けてくれる?
Aspettate Lucia?  Si, l’aspettiamo (= la aspettiamo).
→ 君たちはルチーアを待ちますか?はい、待ちます。
Gino c’invita (= ci invita) a cena. ジーノは私たちを夕食に招いてくれます。
不定詞の目的語として用いられる場合、不定詞の後ろに結合されます。
その際、不定詞語尾の-e(-rreで終わる不定詞の場合は-re)を省略します。
Vado a salutarla domani. 私は明日彼女に挨拶に行きます。
補助動詞dovere、potere、volereなどに先立たれた不定詞の目的語となる場合、
代名詞は補助動詞の前に置くこともできます。
Lo devi fare.  = Devi farlo. 君はそれをしなくてはならない。
直接目的語代名詞は、副詞のeccoの後ろに付けて用いることができます。
Eccomi. ほら、私ですよ。
3人称単数男性形のloは、先行する文や説の内容を指す直接目的語としても用いられます。
Da dove vengono?  Non lo so. 彼らはどこからやってくるのですか? それは知りません。
また、loはessereなどの動詞(連結辞)とともに用いられ、述語動詞として形容詞や
名詞に代わって使われることがあります。
Sembra molto ricca, ma non le e’. 彼女は大変裕福そうに見えるが、そうではない。
Lui e’ studente, ma lo non lo sono piu’. 彼は学生だが、私はもうそうではない。
22.間接目的語
22-1.間接目的語代名詞
動詞の間接目的語となる代名詞は以下の通りです。
単数 複数
1人称 mi 私に ci 私たちに
2人称 ti 君に vi 君たちに、あなた方に
3人称 男性 gli 彼に、それに loro 彼らに、それらに
(gli)
女性 la 彼女に、それに loro 彼女らに、それらに
(gli)
敬称 le(Le) あなたに loro あなた方に
(Loro)
gliは、口語にみられる形です。
Loroは、改まった話し方や文章語で用います。
Mi da un cappuccino, per favore? (私に)カプチーノを貰えますか?
Si, subito, signorina. はい、お嬢さん。ただいま。
Chi telefona a Marina? 誰がマリーナに電話をする?
Le telefono io stasera. 今晩、僕が(彼女に)電話するよ。
Aldo, ti piace questa musica? アルド、君はこの音楽が好きかい?
Si, mi piace tanto. うん、とても好きだね。
Signor Bruni, Le posso offrire un caffe’?
→ ブルーニさん、(あなたに)コーヒーをご馳走させて貰えますか?
間接目的語代名詞と動詞の語順は、基本的には直接目的語代名詞の場合と同じです。
ただし、3人称複数のloroは常に動詞の直後に置かれます。
また、loroは不定詞の目的語となる場合も、不定詞に結合されることはありません。
更に、上表にあるloro以外の代名詞は、文中でアクセントを伴わずに発音されますが、
loroのみは、アクセントを伴って発音されます。
Ti chiedono un consiglio. 彼らは君に助言を求めている。
Le piace la musica. Si, mi piace molto. あなたは音楽が好きですか? は、大好きです。
22-2.目的語代名詞の強勢形
前述の目的語代名詞はloroを除き、それ自体は文中でアクセントを持たず、後続あるいは
先行する動詞と一体となって発音される代名詞(非強勢形)でした。
これに対して、文中でアクセントを伴って発音される目的語代名詞もあります。
これを目的語代名詞強勢形と呼び、目的語を強調したり、前置詞を伴う表現を作ったりする
ときに用います。
単数 複数
1人称 mei noi 私たち
2人称 te voi 君たち、あなた方
3人称 男性 lui 彼、それ loro,essi 彼ら、それら
esso essi
女性 lei 彼女、それ loro,esse 彼女ら、それら
essa esse
敬称 lei あなた loro あなた方
Lei Loro
LeiおよびLoroは、改まった話し方や文章語で用います。
目的語代名詞強勢形は直接目的語として用いる場合、普通動詞の後に置かれます。
Invito te, non lei. 私は彼女ではなくて君を招くのです。
目的語代名詞強勢形は、前置詞のaを伴って間接目的語として用いられます。
また、a以外の前置詞とも組合され様々な表現に用いられます。
Volete regalare questi libri a me? あなた方は私にこれらの本を譲ってくださるのですか?
Parliamo di lui. 私たちは彼のことを話しています。
Parto onvoi. 私は君たちと一緒に出発します。

 

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