Luciano Pavalotti | |
エルネスト・デ・クルティスが、兄のジャンバティスタ・デ・クルティスの詩に作曲したもので、1902年のピエディグロッタの歌祭りで一躍有名になったもの。今やナポリターナの代表的名曲の一つとなっている。 ナポリの南、ナポリ湾を隔てたソレント半島にある漁港ソレントの風光明媚さを讃えながら、去って行った恋人に呼びかける。 歌詞:ナポリ語 /作詞作曲:クルティス兄弟 |
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① | Vide ‘o mare quant’è bello! |
ヴィデオ マレ クワンテ ベッロ | |
ごらんなさい、何て美しい | |
Spira tantu sentimento, | |
スピーラ タントゥ センティメント | |
限りない心のときめきが息吹いていることか、 | |
Comme tu a chi tiene mente, | |
コンメ トゥ ア キ ティエネ メンテ | |
君のやさしい言葉が | |
Ca scetato ‘o faie sunnà. | |
カ シェタト オ ファイエ スルナ | |
私を夢心地にするように。 | |
Guarda guà chistu ciardino: | |
グヮルダ グヮ キストゥ チャル ディーノ | |
ごらんなさい、この庭を。 | |
Siente siè sti sciure arance; | |
スィエンテ スィエ スティ スィーレ アランツェ | |
オレンジの匂いがただよってくる | |
Nu prufumo accussì fino | |
ヌ プロ’フーモ アクッスィ フィーノ | |
感じやすい恋人たちにとって | |
Dinto ‘o core se ne va… | |
ディント オ コーレ セネヴァ | |
この繊細な香りにまさるものがあると思いますか・・・・・ | |
② | E tu dice: “I’ parto addio!” |
エトゥ ディチェ イ パルト アッディーオ | |
それなのに君はいう「私は行くわ、さようならと」! | |
T’alluntane da stu core | |
タルンターネ ダ ストゥ コーレ | |
君は私の心から遠くへ | |
Da la terra de ll’amore… | |
ダ スタ テッラ デ ラモーレ | |
そして恋の思い出の地からも | |
Tiene ‘o core ‘e nun turnà? | |
ティエネ オ コーレ ヌン トゥルナ | |
本当に帰る気はないの? | |
Ma nun me lassà, Nun darme stu turmiento! | |
マ ヌンメ ラッサ ヌン ダールメ ストゥ トゥルミェント | |
行ってはいけない。 私を悲しませないためにも! | |
Torna a Surriento, Famme campà! | |
トォルナ ア スリエント ファンメ カンパ | |
帰れソルレントへ 私の生甲斐を消さぬため! | |
③ | Vide ‘o mare de Surriento, |
ヴィデ オ マーレ デ スリエント | |
ごらんなさい、ソレントの海 | |
Che tesoro tene ‘nfunno; | |
ケ テゾロ テネ ンフンノ | |
たくさんの宝が底深く隠されている | |
Chi ha girato tutto ‘o munno | |
キ ア ジラート トゥット オ ムンノ | |
世界中を旅した人たちだっていう | |
Nun l’ha visto comma ‘a ccà. | |
ヌン ラ ヴィスト コンマ ッカ | |
こんな美しいところを知らないと。 | |
Guarda attuorno sti serene, | |
グアルダ アットゥルノ スティ ッセレネ | |
君のまわりを見てごらん | |
Ca te guardano ‘ncantate | |
カ テ グアルダノ ンカンターテ | |
水の精たちが君をうっとりみつめている | |
E te vonno tantu bene, | |
エ テ ヴォンノ タントゥ ベーネ… | |
君がとても好きだって・・・・・ | |
Te vulessero vasà. | |
テ ヴレッセロ ヴァサ | |
君にくちづけしたいって。 | |
④ | 「②」と同じ |
E tu dice: “I’ parto addio!” | |
エトゥ ディチェ イ パルト アッディーオ | |
それなのに君はいう「私は行くわ、さようならと」! | |
T’alluntane da stu core | |
タルンターネ ダ ストゥ コーレ | |
君は私の心から遠くへ | |
Da la terra de ll’amore… | |
ダ スタ テッラ デ ラモーレ | |
そして恋の思い出の地からも | |
Tiene ‘o core ‘e nun turnà? | |
ティエネ オ コーレ ヌン トゥルナ | |
本当に帰る気はないの? | |
Ma nun me lassà, Nun darme stu turmiento! | |
マ ヌンメ ラッサ ヌン ダールメ ストゥ トゥルミェント | |
行ってはいけない。 私を悲しませないためにも! | |
Torna a Surriento, Famme campà! | |
トォルナ ア スリエント ファンメ カンパ | |
帰れソルレントへ 私の生甲斐を消さぬため! | |
以上です (^^♪ |